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いつか来る日

長い間、更新もせず、頂いたコメントにお返事もしなかったこと、
本当に申し訳ありませんでした。
失礼をお許し下さい。


いつか来る、と恐れていた日が来てしまいました。


ゲンキは今年の5月2日に天国に旅立ちました。


昨年12月初めにゲンキの下あごに悪性腫瘍が見つかりました。
治療としては、下あごの切除しかないという獣医さんのお話でした。
12歳のゲンキにそんなことができるのか、
できるとして、それがゲンキのためになるのか。
選択肢があるというのは、つらいことでもあります。

獣医さんの勧めで、何とかならないかと麻布大学の腫瘍科まで行きました。
大学病院には冬休みがあるので、
予約がとれたのは年が明けて1月8日でした。


その時にはもう手遅れでどうにもなりませんでした。


大学病院というところは、
あまりにも多くの患者が集まってくるので、
ひとつでも多くの命を助けるために、
助からない命は弾き飛ばされるという印象でした。


そして、ゲンキは助からない命でした。


大学病院から掛かり付けの病院に戻った時、先生は
「これからはターミナルケアになります」
とおっしゃいました。
それを聞いて私はほっとしました。
これからはゲンキが楽なように、幸せなように
それだけを考えればいいんだと。

「なんでも好きな物を食べさせてあげて下さい」
という先生の言葉は悲しいけれど、
ゲンキはうれしそうでした。

ゲンキの下あごの腫瘍のように
外に向かって大きくなる腫瘍はあまり痛みを伴わないそうです。
腫瘍はだんだん大きくなっていきましたが、
ゲンキはあまり苦にしてはいないようでした。

でも、外に出ると人目が気になるようになりました。
病院の待合室で、盛んにゲンキにじゃれ付いてこようとした小型犬の飼い主さんは
自分のワンコを抱いて出て行ってしまいました。
それからは車の中で待っていることにしました。


ただ1日が無事過ぎることだけを考えようと思いました。
それが7回続いたら1週間で病院に行く日。
それが4回続いたら1ヶ月。
足元だけを見て山に登っているような感覚でした。


散歩は早朝と夜になりました。
2月、3月の朝5時はまだ日の出前で、あたりは青く透明でした。
そんな空気の中をゲンキと1本のリードでつながれて歩いて行くと
魂と魂が結びつくような不思議な感覚がありました。

P4050171.jpg


最期は、
ことん、と眠るように逝きました。


たくさんの犬友さんが、兄弟が、ゲンキにお花を贈って下さいました。
闘病中は、毎日のようにゲンキのために
手作りの美味しい物を届けて下さった方もいらっしゃいました。
皆さんの暖かいお気持ちがありがたく、支えていただきました。


ゲンキのお骨は、すかすかで細くもろい物でした。
ある犬友さんが
「ゲンちゃんは生き切ったんだね」
と言って下さいました。
そうだ、ゲンキは生き切ったんだ、と少し気持ちが楽になりました。


ゲンキ、
パパとママは、その時その時、
一番いいと思う方を選んできたんだよ。


でも、
ごめんね、ゲンキ。


ゲンキのブログを見て下さった方に心からお礼申し上げます。
ありがとうございました。



最後に病院への往復の車中で何回も聞いた曲。


Mr.Children の HANABI 


さよならが迎えに来ることを
最初からわかっていたとしたって
もう一回 もう一回
もう一回 もう一回
何度でも君に逢いたい
めぐり逢えたことでこんなに
世界が美しく見えるなんて
想像さえもしていない 単純だって笑うかい?
君に心からありがとうを言うよ

滞らないように 揺れて流れて
透き通ってく水のような
心であれたら

逢いたくなったときの分まで
寂しくなったときの分まで
もう一回 もう一回


P1050141.jpg


もう一回 もう一回


P1050145.jpg


君を強く焼き付けたい




ゲンキ、ありがとう。
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